偽島で使用中のキャラクタ、クレイン・クライン・クリストフの日記部分を保存するためだけに存在するブログで御座います。
ゲームやってない人には、なーんの価値も御座いません。
多分。
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しゃり、と砂を踏む小さな音がする。
足音。
音を極力消しているつもりだろうが、それでも聞こえる。
にゃごにゃご様のご加護のおかげで、耳の性能はいい。
動かず、目をあける。
数は一つじゃない。
いくつだ。
耳を澄ます。
1、2、……とりあえず、複数。
直線でこちらに向かって来ているようだ。少なくとも、移動のために近くを通りますよ、といった雰囲気ではない。
何の用だろうか。
この夜明け前の時間に一直線にこちらに向かって来ていて、「おはようございます」なんて友好的な話をするつもりだとも思えない。
遺跡を歩く他の冒険者を好んで狩る奴らがいる、という噂は聞いている。向かって来ている奴らが、それである可能性は、高い。
ゆっくりと身を起こす。
まだ夜明け前で、辺りは薄暗い。
遠くの空の端が明るくなりかけているのが見える。夜明けは近いが、接敵するのはもっと早い。殺した足音にあわせて、光量を落とした明かりがゆれているのが見えた。
戦うには少々暗い。
少しだけ能力を解放する。
反動は少々恐いが、まだ大丈夫だろう。
相手が見えてないのは、少々困る。
少ない光に目を対応させる。
世界がはっきりした。
これも、にゃごにゃご様のご加護のおかげ。
隣では既に犬っころが起きている。耳がしっかり向こうに向いているから、きっと気付いているんだろう。
(こっちに来る、やれるか)
犬っころが小さくうなずく。
異様な雰囲気に気付いたか、にゃも様が体を起こした。
「なにが……
話はじめたにゃも様の前に手を出して、にっこり笑って自分の口元に人差し指を当てるジェスチャーをして、話すのをを制する。
(何か来ます、気付いてない振りを。戦う準備はしてください)
小さな声で言いながら、すりこぎを握り締める。
にゃも様がカバンから何かを取り出したのが見えた。何だかとても不安そうで心が痛い。
ゆっくり息を吸う。
体を覚醒させる。
夢見が悪かったせいか、微妙に精神と体の接続がずれている気がする。
が、動く。
大丈夫だ。
想像通りの相手であれば、やるしかない。
やがて相手の姿がはっきりしてきた。
やっぱり複数。
子ども、顔色の悪い女とその背後に居る野郎、犬多数。
……犬かよっ!
あんまりいい雰囲気な感じじゃないのは確か。
不穏。
ともかく、相手ににゃごにゃご様のご加護はなさそうだ。
そのくせ、にゃも様を起こした上に不安な気持ちにさせた。
少々、いや、正直かなり分が悪い。
が、排除に値する。
やがて、接敵。
予想どおり、相手は戦う気満々で、既に武器を構えている。
こちらも立ち上がる。
とりあえず、いつもの口調で。
ガキの振りをしておけば、多少は油断してもらえるかもしれない。
「なんだよー、眠いんだよー、夢見が悪かったんだよー、寝込み襲うなよー。他にもいるだろー、他にもー」
大きくあくびをして、首をかくり、と回す。
さて、どこまでやれるか。
■今ではない時間、ここではない場所■
報告書が来なかったし、会長が夢で大暴れしたので、一回休み。
■PLさんのつぶやき■
今日のトリチェは寝起きなので、いつもの「子どもの演技」が微妙になってます。
ので、ちょっと口調が乱暴なのです。
そうです、もうばれてるだろうからばらしちゃうと、奴は見た目どおりの年齢ではないのです(笑)
足音。
音を極力消しているつもりだろうが、それでも聞こえる。
にゃごにゃご様のご加護のおかげで、耳の性能はいい。
動かず、目をあける。
数は一つじゃない。
いくつだ。
耳を澄ます。
1、2、……とりあえず、複数。
直線でこちらに向かって来ているようだ。少なくとも、移動のために近くを通りますよ、といった雰囲気ではない。
何の用だろうか。
この夜明け前の時間に一直線にこちらに向かって来ていて、「おはようございます」なんて友好的な話をするつもりだとも思えない。
遺跡を歩く他の冒険者を好んで狩る奴らがいる、という噂は聞いている。向かって来ている奴らが、それである可能性は、高い。
ゆっくりと身を起こす。
まだ夜明け前で、辺りは薄暗い。
遠くの空の端が明るくなりかけているのが見える。夜明けは近いが、接敵するのはもっと早い。殺した足音にあわせて、光量を落とした明かりがゆれているのが見えた。
戦うには少々暗い。
少しだけ能力を解放する。
反動は少々恐いが、まだ大丈夫だろう。
相手が見えてないのは、少々困る。
少ない光に目を対応させる。
世界がはっきりした。
これも、にゃごにゃご様のご加護のおかげ。
隣では既に犬っころが起きている。耳がしっかり向こうに向いているから、きっと気付いているんだろう。
(こっちに来る、やれるか)
犬っころが小さくうなずく。
異様な雰囲気に気付いたか、にゃも様が体を起こした。
「なにが……
話はじめたにゃも様の前に手を出して、にっこり笑って自分の口元に人差し指を当てるジェスチャーをして、話すのをを制する。
(何か来ます、気付いてない振りを。戦う準備はしてください)
小さな声で言いながら、すりこぎを握り締める。
にゃも様がカバンから何かを取り出したのが見えた。何だかとても不安そうで心が痛い。
ゆっくり息を吸う。
体を覚醒させる。
夢見が悪かったせいか、微妙に精神と体の接続がずれている気がする。
が、動く。
大丈夫だ。
想像通りの相手であれば、やるしかない。
やがて相手の姿がはっきりしてきた。
やっぱり複数。
子ども、顔色の悪い女とその背後に居る野郎、犬多数。
……犬かよっ!
あんまりいい雰囲気な感じじゃないのは確か。
不穏。
ともかく、相手ににゃごにゃご様のご加護はなさそうだ。
そのくせ、にゃも様を起こした上に不安な気持ちにさせた。
少々、いや、正直かなり分が悪い。
が、排除に値する。
やがて、接敵。
予想どおり、相手は戦う気満々で、既に武器を構えている。
こちらも立ち上がる。
とりあえず、いつもの口調で。
ガキの振りをしておけば、多少は油断してもらえるかもしれない。
「なんだよー、眠いんだよー、夢見が悪かったんだよー、寝込み襲うなよー。他にもいるだろー、他にもー」
大きくあくびをして、首をかくり、と回す。
さて、どこまでやれるか。
■今ではない時間、ここではない場所■
報告書が来なかったし、会長が夢で大暴れしたので、一回休み。
■PLさんのつぶやき■
今日のトリチェは寝起きなので、いつもの「子どもの演技」が微妙になってます。
ので、ちょっと口調が乱暴なのです。
そうです、もうばれてるだろうからばらしちゃうと、奴は見た目どおりの年齢ではないのです(笑)
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