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偽島で使用中のキャラクタ、クレイン・クライン・クリストフの日記部分を保存するためだけに存在するブログで御座います。 ゲームやってない人には、なーんの価値も御座いません。 多分。
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体が軽かった。
百とか云った毒百足の号令とともに襲い掛かってきた魔物を蹴散らし、彼は息を整える。
ようやく、慣れてきた。
ここにも。
ペースにも。
――体にも。

彼は崇拝する者に被害が無かったことに満足し、後は状況の流れるままにしておく。彼には決定権も拒否権も必要ない。ただ、崇拝する者が云ったことだけが絶対だ。
そんなわけで、今、彼が一番心配なのは、目下崇拝する者が空腹だということだけである。その他のことはどうだって良い。
ただ、カバンからなにやら怪しげな機械がでてきてから、にわかに雲行きが怪しくなる。彼にも、そして同行している犬にも何も問題は無かったのだが、こちらの力を試してやると云っていた毒百足の様子がおかしくなった。眼がとろんとし、何か不思議なものに操られるような感じになる。
(? 何だ?)
彼は表向きはニコニコと崇拝する者を見ていたのだが、内心焦り始める。何かとても嫌なことが起こりそうな気がしてきた。
「ここから、どこへ向かうんだい?」
毒百足の質問に、彼の崇拝する者は遺跡の奥へ向かうことをあっさりとばらした。毒百足のほうはソレを聞いて「いい男が見つかりそうだ」と笑みを浮かべる。
そんなことはないだろう、と彼は思うが口にしない。なぜなら話は毒百足の同行ということでまとまりかけているからだ。
正直云って、全く魅力の無い提案だ。にゃごにゃご様であるにゃもはともかく、あとの同行者が犬と百足ではつまらないことこの上ない。

一緒に行くことになった百足はそれぞれに挨拶をしている。ソレを少し遠い目で見守りつつ、彼は今後のことを思って内心舌打ちをした。


※892様の日記を元に制作しました。今日もズルです(苦笑)※


■報告書■
遺跡では新たな魔方陣を発見して、草原地帯を移動中。
にゃごにゃご様の意向で、毒百足とも同行することなった。
体のほうは現在良好。
同行者たちからも不審は抱かれていない模様。

報告書を書くの面倒だから口頭報告に変更して。


■今ではない時間、ココではない場所で■
彼女は送られてきた報告書を見て苦笑した。
「C様書類書き苦手ですものね」
一度読んで内容を記憶し、彼女は報告書を火に放り込む。すぐに灰になって報告書はなくなった。彼女はソレを確認すると歩き出す。
やがて見えてきたテントに入ると、彼女は主を呼ぶ。
「会長、C様から報告が来ておりました」
「トリチェはなんと云っておった?」
「今のところ良好、秘密の暴露はなし。書類は面倒ゆえ、口頭報告への変更を希望しておられました」
彼女は淡々と説明する。会長と呼ばれた女は目を細めて暫く彼女を見ていたが、やがて口を開く。
「ツヴァイデ、トリチェに云っておけ。答えは『却下』だ」
「了解いたしました」

彼女は自室に戻ると、すぐに通信を開始する。
「C様、会長のお答えがでました」
「答え? 何の?」
「口頭報告についてです」
「却下って?」
「よくお解かりで」
「長老が言いそうだもん。あの人、トリチェへの嫌がらせだけが楽しみだもん」
「C様も会長をからかうのがお好きですね」
「あの人反応面白いんだもんー。ベフォも面白いけどー」
「そういうのがいけないんだと思いますよ」
「そういうのが無くなったらトリチェは生きていけないよ」
「にゃごにゃご様の庇護があるではないですか」
「ただ生きてるのと、生きがいがあるのは、ちょーっと違うよ。トリチェ、今料理中だから、これで通信終わりねー」


■PLさんの今日の呟き■
漸くここの楽しみ方が分かってきた気がします。
交流できたらもっとたのしいんでしょうねー。
でもキャラクタは猫以外に興味がなさそうで、ココはなりきったほうがよさそうで、と思うとなかなか誰にも話しかけられない日々です。
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