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偽島で使用中のキャラクタ、クレイン・クライン・クリストフの日記部分を保存するためだけに存在するブログで御座います。 ゲームやってない人には、なーんの価値も御座いません。 多分。
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手の中には、宝玉と呼ばれるものが存在する。
水色の光を放つ、なかなかに美しいもの。
完全な球形をもつそれが、この島で手に入れるべきもの。

……だということを、彼はつい数分前に知った。

何せ彼は「ちょっとにゃごにゃご様を探しておいで」といって、あの場所から半強制的に旅立たされた。彼にとって最重要なのはそちらのほうで、この宝玉なるものは二の次だったのだ(というか、存在自体知らなかったのだ!)
なにやら全ての種類を揃えると、財宝を持って帰れるだとかなんだとか、そういう話らしいのだが。
別に財宝にはあまり興味はない。
「とりあえず、コレ目当てに一杯人が来るから、にゃごにゃご様に会える確率も高いって考えたのかな、長老は」
彼は呟くと、手の中の宝玉を見る。

確かに、宝としてのコレには全く興味はないのだが。

「魅惑的な形ですよね」
『そうだなあ』
彼は傍らにいる黒猫に声をかける。黒猫―十六夜は頷いた。
彼はおもむろにその珠を地面に置くと転がす。完全な球体であるそれは、地面に軽やかな音を立てながら転がった。
『転がる、転がる』
「ううぅ、ステキな動き」
二人の目線は転がる珠に釘付けになる。
と、
突然、十六夜はその珠に手を載せた。
ぴたり、とまる珠。
おもむろにつつくと、珠はまた転がった。
『むぅ、いい珠だ』
「ああ、本能に抗えない」
彼も珠をとめると、また違う方向へ押し出す。
暫らく彼と黒猫の間を宝玉がいったりきたりを繰り返す。

その珠を求めるものが見れば、悲鳴を上げること必至な行為をくりかえしながら、彼らは暫らくその珠にじゃれ付いていた。


「……なんかこれは人を堕落させると思います」
『そうだな、そんなものしまいこんでおけ』
とてつもない充足した笑顔を見せつつ、彼はその珠を袋にしまいこんだ。


■今ではない時間、ここではない場所。

彼女は報告を読み終わると、その書類を火にくべる。紙はすぐに灰になり、後には残らない。
「つまり、トリチェは宝玉を手に入れた、と」
「目的からはそれますけど」
彼が肩をすくめて見せると、彼女はすこし笑って見せた。
「宝玉になんらかの力があろうが、遺跡に宝があろうが、瑣末な話というもの。トリチェもその辺はわかっておろう?」
「球にじゃれ付いたりはしたようですけど、基本的に興味ないみたいです」
「まあ、球形に抵抗できるものではないな」
彼女は困ったように笑う。
自分たちを支配するのは、にゃごにゃご様の意思。
動けない方に代わり、世界を見、感じるのが自分たちの仕事。
その代わりに永遠を約束された。
あの方の意思に支配される限り、永遠の世界は常におもしろい。
彼女は虚空に手を伸ばす。
その手にはいつの間にか、島への招待状が握られている。
その文面に目を走らせ、彼女は皮肉げな笑みを浮かべた。
「世の中に、退屈などありはしないと思わないかえ?」
「全くです」
彼も嗤う。
「世界はいつだっておもしろい。それを感じ取れないとは、他のモノたちはなんと鈍いことでしょうね」



■PLのつぶやき。
気付けばまた、継続ぎりぎーり!
たまには学習しようぜ私。

上位技能を手に入れました。封殺料理。
ありがとう、ありがとうにゃも様。オイラ一生ついていきます。
ところで、この料理。食べると胃を壊したりする料理だそうです(伝聞形)
そんな奴が作った料理を普通に食べるなんて、パーティーメンバーの方々は、豪快ですな。いつ裏切られるかわかったもんじゃないのに!(裏切りません)



■この前の回、初めて宝玉を手に入れたのです。
宝玉、すごいですね。
実のところコレが最終目的だったことをすっかり忘れていましたが、思い出しました。
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